江東区民まつり中央まつり の 民俗芸能大会

三遊亭圓生氏の落語のまくらだったのだと思うのですが、材木の運搬などのために川に浮いている角材に載りながら仕事をしている職人さんを橋から眺めている人たちがいて、その見物に員たちを職人さんが川からちょっとバカにした文句で歌いながら仕事をしている、というのがありました。どんな歌だったのかすっかり忘れてしまったけれど、圓生さんの声の良さも伴って職人さんの粋な姿が目に浮かぶようでした。

 

10月19日(日)に木場公園で江東区民まつりというのが行われ、そこで木場の角乗が披露されるというので見に行ってきました。

江東区民まつりの中の「民俗芸能大会」の中の1つで、木場角乗保存会の方たちが1時間半にもわたって披露してくれました。

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昨年は雨だったとかで途中までしか行われなかったようですが、今年は晴天でチリチリするくらいの暑い日差しでした。

 

角乗りは400年の伝統を持つというお話で、江戸時代から続く伝統芸能の1つだそうです。
川並(かわなみ)と呼ばれる深川、木場の材木業者たちが、鳶口(とびぐち)一つで、丸太を自由に操り、運搬したり
筏(いかだ)を組む仕事の余技として生まれたものだそうです。

長さが3~4メートルある、30cm四方の角材をくるくると回転させて移動させていきます。
口上といわれる説明をしてくれる人と、鳶口(とびぐち)をもって人を乗せた角材を岸から話していく人、竹竿でバランスをとりながら角材に乗って動かしていく人たちのチームワークで進行していきます。

角材を回しながらただ乗るのではなく、角材の上で倒立をする「しゃちほこ」とか、バランスをとるための竹竿を持たずに扇子や傘を持ってショー的な見せ場を演出したり、駒下駄やあしだ(高下駄)をはいて角材に乗ったり、子供を肩車したり、子供を載せた駕籠を2つの角材で2人の人が担いだり、角材に梯子をセットしてはしご乗りを披露したりと、いろいろなバリエーションであっという間の1時間半でした。

 

あいにくカメラとして使っているiPhoneが壊れてしまって、写真が取れず、すごくショックでした・・・。
来年こそは、その他の芸能も含めてカメラにおさめたいな。